Engineering Excellence
for a Global Stage.
世界で活躍するための工学力を。

ローディング画面装飾画像
地球&学科画像

Our Voice九大工学のヒト

どろどろに融けた金属やガラスの“みえない世界”を可視化し、社会の材料づくりを安全・高効率にする研究

大学院工学研究院 材料工学部門齊藤 敬高 教授

研究について教えてください

私たちの生活を支える金属やガラスといった材料は、一度“ドロドロに融かして固める”という製造工程を経てつくられます。ところが、この高温で融けた材料の内部は人の目では覗くことができず、どんな状態で混ざり、どのように固まっていくのか分かりにくいままです。この“みえない世界”を明らかにするため、電気の流れ方を利用して材料内部を立体的に可視化する革新的な研究を進めています。この方法によって溶けた材料の中の粒の動きや分布を把握でき、製鉄やガラス産業の効率化につながるだけでなく、高レベル放射性廃棄物を安全にガラスへ閉じ込める技術の改良にも大きく貢献しています。

 

受験生へメッセージ

高温で融けた材料の世界には、まだ誰も完全に理解できていない数多くの現象が隠れています。その謎に挑み、一つ一つの疑問を自分の手で確かめながら答えを導いていくことこそ、研究の醍醐味です。材料工学は、エネルギー、環境、モビリティ、さらには宇宙開発まで、未来社会を支えるあらゆる技術と結びついています。あなたの「なぜだろう?」という小さな好奇心が、新しい科学を生み出し、社会をより良く変える力になります。未知の世界に挑戦したいと思った人は、ぜひ大学でこの壮大な探究に踏み出してみてください。きっと、まだ見ぬ景色があなたを待っています。

 

Profile

齊藤 敬高 教授

九州大学大学院工学府物質プロセス工学専攻で博士号を取得した後、日本学術振興会特別研究員PD、アメリカUC Berkeleyにおいて研究員を経て、九州大学講師および准教授を歴任し、2025年より現職。

1600℃で融解した金属がセラミックスとどのように相互作用するか観察