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Our Voice九大工学のヒト

従来の学問分野の垣根を超え、地球の資源と環境の両立を目指す

大学院工学研究院
地球資源システム工学部門
沖部 奈緒子 教授

研究について教えてください

大学4年生で極限微生物の世界に出会い、石油資源との関わりを通じて、生物と資源の相互作用に関心を持ちました。その後、留学先では極限微生物を用いた金属資源回収(バイオハイドロメタラジー)を専門とし、微生物と地球資源に関わる多様な現象を探究してきました。

 

受験生へメッセージ

現在は、微生物機能に加え、化学反応や界面現象を統合した分野横断型のアプローチにより、資源回収と環境保全を同時に実現するプロセスの設計に取り組んでいます。生物と鉱物の相互作用に基づく地球生物化学的循環の理解を基盤として、環境調和型資源技術の創出を目指しています。

女子高校生の皆さんには、自分の興味に正直に向き合い、自信をもって一歩踏み出してほしいと思います。

 

Profile

沖部 奈緒子 教授

大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。イギリス・ウェールズ大学生物科学科博士課程修了。ドイツ、オーストラリア、イギリスでの研究職、(財)地球環境産業技術研究機構勤務、2011年より九州大学准教授を経て、2023年より現職。

クロム除去のしくみ。鉄還元細菌の働きによって、有害な六価クロム(Cr(VI))が三価クロム(Cr(III))へと還元され、鉄スラッジ上に吸着されることで長期間安定に除去される。
Liu and Okibe, 2026 (Water Research 291, 125116: CC BY 4.0ライセンスに基づき転載)