航空機市場は今後大きく拡大すると予想されており、国際競争力のある技術の研究開発と航空産業の基幹産業化が期待されています。近年では、航空機の機体性能改善による環境負荷低減だけでなく、運航管理や空港運用まで含めた「空のカーボンニュートラル」の実現に向けた取り組みが加速しています。また、eVTOL(電動垂直離着陸機)に代表される空飛ぶクルマなど、次世代モビリティの社会実装を目指す開発も活発化しています。こうした背景から、将来ニーズに対応できる人材の育成がますます重要となっています。
このような状況を踏まえ、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力を得て、2010(平成22)年4月から工学研究院および工学府に開設された「航空技術連携講座」では、航空機開発において技術革新が期待される分野の研究と教育を推進しています。この連携講座では、飛行システム技術・風洞試験技術・複合材構造技術・将来航空推進技術の4分野に関する連携研究テーマを設定し、大学院生の研究指導を行っています。また、JAXAインターンシップ制度等を利用して、大学院生がJAXAの大型試験設備を使った研究等に参加することで、JAXAでの実践的な研究開発を経験しています。加えて、JAXA招聘教員による特別講義や、九州大学とJAXA間において航空技術関連の共同研究も行っています。
この「航空技術連携講座」を通じて、両機関の融合による教育の充実と研究の活性化、さらには航空技術関連のイノベーション創出への挑戦を積極的に行っています。





























