プラスチック、ゴム、繊維などの高分子材料は、衣服などの日用品から電子デバイス、自動車や航空機などのモビリティ材料まで、社会のさまざまな場面で利用されており、そのさらなる強靱化や機能化は大きな社会的価値につながります。これらの材料の性能は、高分子の構造と物性(運動性)によって決まります。私たちは、分子レベルから一本鎖、さらに凝集体へと至る複数のスケールをまたいで高分子の振る舞いを理解し、構造と物性の関係を明らかにすることを目指しています。近年では、デバイスの小型化や複合化が進むにつれ、材料の表面や界面がその特性を大きく左右するようになりました。表面や界面の環境は、材料内部とは異なるため、高分子鎖の構造や運動も変化し、接着や電気特性、力学特性などに強く影響します。本研究室では、表面・界面に着目し、そこでの高分子の振る舞いをナノレベルで解明しています。和周波発生分光(SFG)や原子間力顕微鏡(AFM)、放射光・中性子散乱などの最先端計測手法を用いて、高分子の構造や運動を直接観測します。こうして得られる分子描像をもとに、高機能接着剤や複合材料などの次世代材料の設計指針を生み出すことを目指しています。

Member 所属教員
The Main Research Topics 主な研究テーマ
高分子材料の構造・物性の理解
高分子界面の構造・物性の理解
高分子一本鎖の熱運動の理解
界面設計に基づく高分子ナノ材料および構造材料開発


























